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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第29章 29
言われてみれば、レンヤの両手の指は涼子の乳首に留まってはいるものの、長く静止している。

レンヤはその指先を使った乳首への愛撫も、再開しようとしている訳だ。

涼子は震撼した――“絶頂”が約束されない以上――嘗ては恋焦がれた筈の“三点責め”も、ここに至ってはより重きを増した“拷問”になる。

               ☆☆☆☆☆

涼子はその“拷問”に震撼して、必死で容赦を求めた。

「許してッ!“三点責め”は、許してッ!許してッ!許してッ!許してッ!……」

しかしながら、涼子が『許して』を連呼する最中に、レンヤの両手の五本の指が華麗に動いて、その指先を乳輪に沿って並べるように柔らかく立った。

涼子は、自身の乳首を包み込んだレンヤの指先を見て、

「やあぁぁぁッッ!――」

と悲鳴を上げ、然る後にいよいよ声を甲高くして、『許して』を連呼した。

「許してッ!許してッ!許してッ!許してッ、許してッ!……」

するとレンヤが涼子の秘部から、レンヤの肘から先の長さくらいの高さまで、その顔を浮かせた。

一時、涼子は(許して貰えた……)と安堵した――ものの、その安堵の直後には、両方の乳首を包み込んでいる、各々のレンヤの五本の指先が、ゆらゆらと動き始めた。

“二点責め”の開始――その刹那には、二つの乳首が、“快感”に浸されて――その“快感”に涼子の安堵は吹き飛ばされた。

然る間に、涼子はその快感に控えめに悶えつつ――

「くふぅッ!……くふ、く!は!、くは!――あ、あぁんあ――あ、くぅ……」

まるで“五人の妖精”が、勃起した乳首の周りで踊りを踊っている――そう涼子の目には見えるレンヤの指先に、涼子は再び“甘い”戦慄を覚える。

(あああぁッ!――ダ、ダメッ!乳首だけでも、こんなに感じちゃうのに……)

そう思っているうちに、左右のバストの上で踊る“五人の妖精”の間から、その向こうにあるレンヤの唇がゆっくりと開くのを、涼子は見た。

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