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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第7章 7
然る後に、奈津子はニタニタと意地の悪い笑みを浮かべて、その件に関しての謝罪を涼子に求める。
「涼子先生、私に謝って下さい。『先生の大きなお尻が、芹沢さんの水着を食べちゃいました。ごめんなさい』って……」
同じ台詞を復唱すれば、また全員から爆笑を浴びせかけられることは分かっている。
でもこのまま沈黙を保つことが許されないことも、分かっている。
挙げ句、涼子は“教え子”から間抜けな謝罪を要求される屈辱に、全身を緊張させて涙を堪えながら、言われたままの“謝罪文”を口にした。
「先生の……お、お、大きな……お尻が、芹沢さんの水着を、た、た……食べちゃい――ましたッ……ごめんなさい……」
一様に震える声を随所で詰まらせ、幾度となく躊躇の間を挟みながら、それでも正確に復唱した直後、“案の定”に事態が起こった。
八人が、体育倉庫全体を揺らしかねないような、けたたましい声で笑った。
その笑い声を背中に受けて、涼子は自分に強く言い聞かせる。
(泣いちゃダメよッ、泣いちゃ、ダメ……)
『泣かない』ということが、今の涼子が死守し得る唯一の自尊心だった。
☆☆☆☆☆
時に、間抜けな謝罪を述べた涼子を散々に嘲笑した彼ら彼女たちだったが、大笑いするその一方で、どうやら各々、涼子の“丸出し”の尻に、改めて欲情したらしい。
面々は、一頻(ひとしき)り笑っているうちに次々と、“ペア”毎に沈黙していった。
沈黙した“ペア”は、それまで続けていた行為を、再開する。
しかし、レンヤと奈津子の“ペア”だけは、違った。
「涼子先生、私に謝って下さい。『先生の大きなお尻が、芹沢さんの水着を食べちゃいました。ごめんなさい』って……」
同じ台詞を復唱すれば、また全員から爆笑を浴びせかけられることは分かっている。
でもこのまま沈黙を保つことが許されないことも、分かっている。
挙げ句、涼子は“教え子”から間抜けな謝罪を要求される屈辱に、全身を緊張させて涙を堪えながら、言われたままの“謝罪文”を口にした。
「先生の……お、お、大きな……お尻が、芹沢さんの水着を、た、た……食べちゃい――ましたッ……ごめんなさい……」
一様に震える声を随所で詰まらせ、幾度となく躊躇の間を挟みながら、それでも正確に復唱した直後、“案の定”に事態が起こった。
八人が、体育倉庫全体を揺らしかねないような、けたたましい声で笑った。
その笑い声を背中に受けて、涼子は自分に強く言い聞かせる。
(泣いちゃダメよッ、泣いちゃ、ダメ……)
『泣かない』ということが、今の涼子が死守し得る唯一の自尊心だった。
☆☆☆☆☆
時に、間抜けな謝罪を述べた涼子を散々に嘲笑した彼ら彼女たちだったが、大笑いするその一方で、どうやら各々、涼子の“丸出し”の尻に、改めて欲情したらしい。
面々は、一頻(ひとしき)り笑っているうちに次々と、“ペア”毎に沈黙していった。
沈黙した“ペア”は、それまで続けていた行為を、再開する。
しかし、レンヤと奈津子の“ペア”だけは、違った。