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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第9章 9
それからレンヤは、両手に握った肩紐を引っ張って、涼子の臍(へそ)が見えるまで水着を摺り下ろした。

その後、肩紐を放したその両手を、涼子のバストの傍らに赴けて、そこでやんわりと握って“拳(こぶし)”を作った。

レンヤはその拳から人差指だけを伸ばして、“ピストル”のような形にした――涼子の勃起した乳首の、その周囲を円形に縁取る乳輪に、その指先を添える。

然る後、レンヤは左右の手それぞれの人差指の先で涼子の、深い桃色をした乳輪をゆっくりとなぞりながら、まずは“感慨深げ”に、呟いた。

「先生は、乳首をこんなに勃起させて、オレに“お説教”してたんだね……?」

“お説教”とは、つい先ほど涼子が“毅然”とした態度で語った、セックスに関する涼子の信条である。

今にして思えば、確かにこの上なく、間が抜けていた。

水着の中で乳首を“ビンビンに”勃起させて、やれ「セックスは愛を確かめ合う行為」だの「神聖な行為だの」と、宣(のたま)っていたのだから――思い出しただけで、顔が熱くなる。

しかしそんな“顔の熱い”涼子に、レンヤはさらに追い討ちをかける。

「ねえ涼子先生、もう一度、オレに“お説教”してよ……?」

「いやよッ……」

勿論、その“間抜けさ”を十分に理解した今、そんな要望に応じられる訳がない。

しかしながら、レンヤはやはり“意地悪”で、今一度涼子に、“お説教”を求めた。

「先生の“お説教”、聞かせて……」

その圧力の籠った口調に、涼子は逆らえない。

                ☆☆☆☆☆

結局、涼子は、勃起した乳首の乳輪をレンヤの指先で撫でられながら、レンヤに“お説教”するという、“赤っ恥”を掻く羽目に陥るしかなかった。
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