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妄想短編集
第2章 じゃれあい

『もっと近くで、話そうかな。』
「あまり近くで聞いたら恥ずかしくなっちゃいます…」
それを聞いて部長は私が座っているデスクのすぐ後ろまで近づいてきた。
『パソコンの方を向いて。』
私の後ろでパソコンをのぞき込むような体制で私の耳元まできて話しかける。
『どう?俺の声。』
「破壊力がすごいです…」
と小声で声が出てしまう。
元々耳が弱いのか、耳元から好きな声が聞こえて体が熱くなる。
「聞こえなかった。何?俺のこと好き?」
視線はあくまでパソコンの方を見ているため、顔は確認できないが今絶対ニヤニヤしながら聞いてきているのが分かる。
部長はわざと言わせようとしている。
「んぅ。部長の声好きです…。」
『声だけ?』
甘い柔らかい声で私の耳元で囁く。
触れられていないのに、優しく全身を愛撫されてるような不思議な感覚に陥っている。
「ぜ、全部好きです…」
『本当に?そんな風に言ってくれるのを君だけだよ。』
「部長もう…限界です。」
ただ声を聞いているだけなのに、体が熱くて仕方ない。
『まだだめだよ。俺の好きなとこ言って?』
「し、仕事に対する姿勢やチームのみんなとも交流しつつフォローもしっかりしてくださいます。」
『う、うん?』
「他部署とも連携して、問題点があったらすぐ解決策を出されて行動して、とてもカッコイイな、と尊敬しています!」
『ぷっははは、真面目に答えてくれたね。』
仕事に対しての好きなところを言われるとは思っていなかったのか、吹き出すように笑っていた。私の耳元からは離れて隣のデスクの椅子に手を置いて、寄りかかってるような体勢でこちらを見ている。
『でもまって、かっこいい?』
「かっこいいです。」
ストレートにかっこいいなんて言われることがないからか、嬉しそうに笑っている。
部長の照れ笑いを見て、このまま幸せな時間が続けば良いなと私は思った。
「あまり近くで聞いたら恥ずかしくなっちゃいます…」
それを聞いて部長は私が座っているデスクのすぐ後ろまで近づいてきた。
『パソコンの方を向いて。』
私の後ろでパソコンをのぞき込むような体制で私の耳元まできて話しかける。
『どう?俺の声。』
「破壊力がすごいです…」
と小声で声が出てしまう。
元々耳が弱いのか、耳元から好きな声が聞こえて体が熱くなる。
「聞こえなかった。何?俺のこと好き?」
視線はあくまでパソコンの方を見ているため、顔は確認できないが今絶対ニヤニヤしながら聞いてきているのが分かる。
部長はわざと言わせようとしている。
「んぅ。部長の声好きです…。」
『声だけ?』
甘い柔らかい声で私の耳元で囁く。
触れられていないのに、優しく全身を愛撫されてるような不思議な感覚に陥っている。
「ぜ、全部好きです…」
『本当に?そんな風に言ってくれるのを君だけだよ。』
「部長もう…限界です。」
ただ声を聞いているだけなのに、体が熱くて仕方ない。
『まだだめだよ。俺の好きなとこ言って?』
「し、仕事に対する姿勢やチームのみんなとも交流しつつフォローもしっかりしてくださいます。」
『う、うん?』
「他部署とも連携して、問題点があったらすぐ解決策を出されて行動して、とてもカッコイイな、と尊敬しています!」
『ぷっははは、真面目に答えてくれたね。』
仕事に対しての好きなところを言われるとは思っていなかったのか、吹き出すように笑っていた。私の耳元からは離れて隣のデスクの椅子に手を置いて、寄りかかってるような体勢でこちらを見ている。
『でもまって、かっこいい?』
「かっこいいです。」
ストレートにかっこいいなんて言われることがないからか、嬉しそうに笑っている。
部長の照れ笑いを見て、このまま幸せな時間が続けば良いなと私は思った。

