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友也サイドストーリー
第1章 出逢い

夏休み最後の日曜日。待ちに待ったレギュラー初の試合の日だ。この日の為に日々部活に入れ込んでいた。
父もこれから出かけると言うので、一緒に駅まで向かった。
「ところで父さんはどこ行くの?」
「ちょっと温泉にでも浸かりに行こうと。」
「独りで?」
「あ、ああ…。」
「父さんは相変わらずマイペースだね。」
「ははは。」
「そういえばこの間いた桐邦の制服の子は誰の娘なの?」
「え!?あぁ、父さんが通ってる絵画教室の先生の娘さんだよ。」
「そういえば絵の教室行ってるんだっけね。近くの人?」
「近くじゃないかな。コミュニティーセンター方面らしい。」
「へー。そうなんだ。」
駅に着き二人で空いた電車に乗る。その間会話はなかった。
いつも彼女が降りる駅を過ぎ、乗り換えの駅に到着すると父も一緒に降りた。
父は売店で缶コーヒーとチューインガムを買うと、俺にガムをくれた。
「じゃあ、試合頑張れよ。」
「うん、サンキュ。じゃあね。」
俺は父と別れた。
(大リーグじゃないんだから試合中ガムなんて食べれないよ…。)
試合は絶好調だった。得点もでき、監督も褒めてくれた。
日中気温は30℃を超えユニフォームは汗と泥でぐしょぐしょになった。
帰り道に部員みんなと勝利を祝ってファストフード店で盛り上がった。
(もう18:00か、そろそろ帰らないと。)
みんなと別れるとクタクタになっている自分に気付く。
長い帰路で電車の座席に座り、彼女がいつも降りる駅を過ぎればあと二駅で着く。
また彼女のボディーガード役をしないとな。
夏休みが終わる寂しさと、また彼女に会える楽しみが交差する。
父もこれから出かけると言うので、一緒に駅まで向かった。
「ところで父さんはどこ行くの?」
「ちょっと温泉にでも浸かりに行こうと。」
「独りで?」
「あ、ああ…。」
「父さんは相変わらずマイペースだね。」
「ははは。」
「そういえばこの間いた桐邦の制服の子は誰の娘なの?」
「え!?あぁ、父さんが通ってる絵画教室の先生の娘さんだよ。」
「そういえば絵の教室行ってるんだっけね。近くの人?」
「近くじゃないかな。コミュニティーセンター方面らしい。」
「へー。そうなんだ。」
駅に着き二人で空いた電車に乗る。その間会話はなかった。
いつも彼女が降りる駅を過ぎ、乗り換えの駅に到着すると父も一緒に降りた。
父は売店で缶コーヒーとチューインガムを買うと、俺にガムをくれた。
「じゃあ、試合頑張れよ。」
「うん、サンキュ。じゃあね。」
俺は父と別れた。
(大リーグじゃないんだから試合中ガムなんて食べれないよ…。)
試合は絶好調だった。得点もでき、監督も褒めてくれた。
日中気温は30℃を超えユニフォームは汗と泥でぐしょぐしょになった。
帰り道に部員みんなと勝利を祝ってファストフード店で盛り上がった。
(もう18:00か、そろそろ帰らないと。)
みんなと別れるとクタクタになっている自分に気付く。
長い帰路で電車の座席に座り、彼女がいつも降りる駅を過ぎればあと二駅で着く。
また彼女のボディーガード役をしないとな。
夏休みが終わる寂しさと、また彼女に会える楽しみが交差する。

