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友也サイドストーリー
第1章 出逢い
自宅に着くと父はもう帰宅しているようだった。

「ただいまー。」

父は居間にいた。

「ただいま父さん。」

「あ、ああ友也か、おかえり。」

「今日試合で疲れたー。そうだユニフォームを洗濯機に…。」

ユニフォームは汗と泥まみれだ。バッグに入れたまま忘れて匂いで最悪になった経験がある。忘れないうちに早めに洗濯機にぶち込んでおかないと。

「ちょ!友也。まっ…。」

洗濯機がある浴室の脱衣室へ向かうと父が何やら慌てていた。

「「あっ!!」」

脱衣室を開けると濡れた裸の女の子がいた!しかもあの彼女だった。白い裸体が目の前に!
てか何で彼女がウチの風呂に?

後ろ姿とはいえ彼女の裸を見てしまった。
華奢な背中、細いウエストに小さく丸いお尻。
あれ?なんと洗面台の鏡越しにおっぱいも見えるじゃないか!

(うわー彼女のおっぱいだ!おっぱいだ!彼女のおっぱいだよ!!!!)

驚き固まる彼女の一瞬の姿をスポーツで鍛えた動体視力を遺憾なく発揮して目に焼き付けた。

「きゃっ!」

彼女の悲鳴で我に返り急いでドアを閉めた。

「ごっ!ごめんなさい!!」

そして急いで居間に戻り父に詰め寄った。

「あの人例の知り合いの娘さんでしょ?!なんでウチで風呂入ってんの?!」

「いやぁ…。これには事情が…。」

「いやいや、どんな事情あれば風呂に入るのよ。」

「えーと、さっき庭で菜園の手入れを手伝ってもらって…。汗かいたからシャワーをと…。」

またまた“もやっ”とした回答がきた。
とにかく心が動揺しつつもこれは内密事項だと察する。

「ふぅん…。まあいいや。とりあえず母さんには内緒にしとくよ。」

「すまない…。」

父のその言葉で察しは的外れではないことを悟った。

「友也。」

「なに?」

「見たのか?」

「いや、一瞬だったからわからないよ!」

実際は一瞬だったけど体感的には10秒程に感じた。後ろ姿全体のラインと鏡越しの可愛いおっぱいは確実に脳裏に焼き付いている。

しばらくして居間の戸が開き彼女が入ってきた。

濡れた髪の彼女は制服を着ていた。夏服の上にいつものニットベストは無かった。
毎日のように会うのを楽しみにしていた彼女がウチに、しかも目の前にいる!
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