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友也サイドストーリー
第2章 真実
問い質すチャンスは意外にも翌日やってきた。

父が二人で焼き肉をしようとスーパーに買い物に行った帰りに、なぜか梨果さんを拾ってきた。

問い質すには二人が揃った場が最善だと思ってたので好都合だった。

すぐに帰るという梨果さんを引き止めて三人で夕飯を共にする事にした。

四角い座卓の対面に父が座り、梨果さんを挟むようにホットプレートを囲んで焼き肉を食べた。
梨果さんとはテレビや好きな音楽とかの話をした。
小さくて綺麗な顔立ちが可愛い。桐邦中の制服が似合っている。

(父さんに酌なんてしなくていいのに…)


宴もたけなわになった所で切り出す事にする。

「…あのさ、昨日父さんのスケッチブック見ちゃったんだけど。」

梨果さんの顔色が変わった。

「あれって…梨果さんだよね。」

黙る梨果さん。

「…ああ、そうだよ。」

父が答えた。

俺は本人に確認する。

「梨果さん。本当なの?」

「…うん。見たんだ…。」

「まだ中学生なのに?!有り得ないよね?」

絵画教室のモデルの病欠で急遽講師であるお父さんに梨果さんが代わりを頼まれたとの経緯を父が教えてくれた。

「それって…梨果さんのお父さんもどうかしてるよ。」

「友也、人様のご家族を悪く言うもんじゃない。きっと仕方がなかったんだ。」

「お父様、いいんです。友也くんの言っている事は正しいです。」

「父さんだって梨果さんの裸を見たんだよね。」

「うん、まぁ、…そうだな。」

異常な憎しみが湧いてきた。

「くっそっ!大人がよってたかって中学生の女の子裸にして絵なんか描いて。」

父が悪い訳ではないのは解っていた。でも行き場のない怒りを父に向けたくなった。

「梨果さんは…ぬ、ヌードモデルをこれからも続けるの?」

「…ううん。この間また頼まれたけど断ったよ。」

「そりゃそうだよ!」

「この先どうなるかわからないけどね…。」

「どういうこと?!」

「なんか大人の事情があるみたいで父にも逆らえない人がいるっぽい。」

「無理やりやれと言われたらやるって事?」

「そうなるかもしれない。」

「えぇ…そんなことって。」

「家の事情もあるし…。」

(なんだよそれ、なんとかならないのか…。)

「何で梨果さんみたいな女子中学生がおっさん達の前で裸にならなきゃいけないんだよ。」

「友也くんも来ていいよ。」
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