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暗い部屋の中の 水音
第3章 洋美

一人残されたマンションの部屋で
洋美の荷物を 段ボールに詰め
業者に依頼した 結婚式の写真
二人で 出かけた時の写真 思い出の品を
段ボールに詰め 指輪を外し
箱の中へ一緒に入れた

3か月が過ぎ 

突然義母から 電話が入り 
隆に合いたいと 言ってきて
週末 義母が訊ねて来た
リビングに座ると 深く頭を下げ

「洋美の事 本当にごめんなさい・・・」

掃除も余りされていない リビングを見回し 
溜息を深くつき

「洋美を 許して上げて 欲しいの」
隆を見て言う

「もう 離婚しましたから」 
隆は義母を見て言うと

「隆さん このお部屋にずっと 住んでいらっしゃるわよね」

「此処に 来て洋美を連れ帰った夜に 洋美手首を切ってね」

「私 何となく予感がしてたから」 

「洋美の寝ている部屋に行って直ぐに 救急車呼んだから」

「大丈夫だったの  でもね・・・」

「あの娘 お医者様の処で目を覚ました時」 

「此処へ帰るって 言ってね・・・」

「ちょっと・・・ 心が壊れてしまったの・・・」 
俯き呟く様話し、顔を上げ

「まだ 二人の心 繋がっているのよね・・・」

「隆さん お願いします あの娘を 許してあげてください」

「お願いします」 
言い重ね 頭を下げ続けて居た

「・・・・・・・・・・・・」

「 お義母さん 頭を上げてください 分かりましたから」

「洋美の事を 忘れる様 努力します どうぞ・・・・」 
隆の言葉を聞き 義母は帰って行った

隆は携帯を取り 電話を掛け始めた・・・・

その後 住んでいたマンションを 売りに出し 
勤めていた会社を退職し その街から姿を消した
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