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第4章 真奈美

何時もの様に　夕刻佐藤から電話が有り　真奈美は
佐藤と食事を終わらせたとき

「真奈美さん　結婚を前提に付き合ってくれないかな？　」　
佐藤が真奈美を見て　真剣な表情で言って来た

「嬉しいけど　結婚は無理です」　
真奈美は下を向いて断りを入れた

「何故？　私ではだめですか？」　
佐藤は真奈美を見つめ　重ねて言って来た

真奈美は自分の過去を話始めた
　
私　５年前　以前の職場の主任と不倫して子供が出来て　
・・・その子を堕ろして離婚したんです・・・・・・・・・
夫が職場に行って　主任に詰め寄った所為で・・・・・・
主任は会社を辞めて　主任の家庭を壊し夫を裏切り
離婚したんです・・・・・・・・・・・・・・・・・・　

それが　原因で両親からも勘当され　両親とはもう会えないんです・・・・
・・新しい命を捨てた女なんです　結婚なんか出来ません・・・・・
涙が浮かんできた

佐藤は暫く黙って俯き　顔を上げると話しを始めた