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女優なんて…
第14章 初舞台

あかねさんに視姦されて
樹(いつき)さんに貫かれて
深く逝かされた翌日…
私は舞台初日を迎えた。
あかねさんに見られている絶頂を迎えた私は
ある意味、度胸がついたというか、
ドキドキもせずに幕開けを待つことが出来ました。
ただ、楽屋入り口には
こんな小さな劇団にも関わらず
とんでもなく大きな花輪が涼風あかね名義で
私に届けられていたのにが恥ずかしかった。
「なに?あんた、涼風さんの知り合いな訳?」
涼風あかねのネームバリューは効果絶大で
共演者は私に一目置いてくれる態度になった。
お陰で開幕してからも
台詞が飛びそうになっても
出演者の方々は好意的で台詞を思い出させるジェスチャーをしてくれたり、それとなく次の台詞につながるアドリブで私を盛り立ててくれました。
舞台のスポットライトと客席が暗いことで
観客の目がそれほど気にならない。
見られている視線を感じたにしても
昨夜はあかねさんに視姦されたので
裸体を見られる視線にも堂々と体を張ることが出来ました。
そんな私の初舞台を
客席の片隅で涼風あかねさんと大白川監督が舞台を食い入るように観ていたのです。
「あの子って…確か、村の役場にいた子だよな?」
大白川監督は舞台上の私を見て目を細めていた。
初めて村で挨拶をした時から
この女はモノになると考えていた自分の勘の鋭さに
大白川監督は自画自賛していたのだった。

