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女優なんて…
第15章 女優デビュー
私が舞台上のセックスでトランス状態から抜け出たのは楽屋の控え室に戻ってからでした。
垂れた精液で太ももや股間が冷たくなっていくことで、ようやく自分を取り戻せた。
「神聖な舞台でセックスしちゃった…」
ティッシュで股間を拭いていると
控え室の表が賑やかになった。
「ダメダメ!ここは関係者以外立ち入り禁止だよ」
警備を任されている優美子と同じく劇団の練習生の男の子が大きな声を張り上げていた。
「君ぃ!私を誰だと思っているんだ!」
大白川監督は、自分なら顔パスだろうと捲し立てたが、あいにくと今の若い子には大白川竜聖だと名乗ってもピンと来なかった。
「この方は有名な映画監督さんなのよ」
隣で大白川監督の事を教えようと
涼風あかねが口を挟むと
大白川監督の事を知らない男の子でも彼女の事は知っているようで「あ!あなたは涼風あかねさんじゃないですか!」と驚いて慌てて道を開けた。
「なんだい!今の若い子は私の顔させ知らないのか!」
大白川監督は憮然とした表情だったが、
現在編集中の新作が発表されれば
今このときに失礼をしたと、さっきの若者も愕然とするだろうと怒りをぐっと抑えた。
ノックもせずに監督は控え室のドアをバン!と開けたので、おもいっきり大股開きで股間を拭いている姿をあかねさんと監督にまともに見られてしまいました。