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女優なんて…
第7章 涼風あかねの嫉妬
「綺麗だよ、あかね…
君の裸体はきっとスクリーンに映えるはずだ」
大白川監督は彼女に裸体を撮られる忍耐を叩き込もうとした。
遠目での撮影では今回のように別の女をスタントに使って誤魔化せるが、本来は彼女が悶える様を顔出しのアップで撮りたい願望があった。
彼女が一皮むけて裸体をスクリーンに晒せば
その噂でもちきりになって作品は大入り満員間違いなしだと思った。
「大丈夫だよ…君の裸が映るスクリーンは
観客を魅了する。
そうすれば今まで以上に大女優の地位を確立出来るんだからね」
女優として押しも押されぬ女になりたい。
その思いが大白川監督の言葉で解されて行く。
少しばかりの抵抗で大白川監督の胸を押し返していた手は、やがてスルスルっと監督の首に回って
しっかりと抱き締めると自ら自分の胸元へと導いた。
「そうそう…濡れ場は男優のリードに任せればいいのさ、何も難しい事はない。
スタッフに見られている以外は普通のセックスとなんら変わりはないんだからね」
彼の唇は彼女のデコルテを這った。
ムアッとした女の色香が男の鼻腔を刺激していた。
頬擦りして涼風あかねの胸のボリュームの柔らかさを堪能する。
演技指導だと判っているが、
彼の股間は張り裂けそうなほどに勃起していた。