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目覚めたのは 公園のベンチ
第1章 プロローグ
一つの小説を書き終わると
そこには新しい世界が広がり動き始めていた
今回のタイトルは
ーー 乱れる熟女の昼の時 ーー
3か月前から連載が始まり
間もなく 担当の井上が来る時間
和夫は机の上のパソコンに 保存を掛け
煙草に火を着け 深く吸い込み窓の外を眺めていた
妻の裕子は朝から いそいそと余念が無い
昔不倫物を書き上げた時
その中で 妻の下着が変わった時と
書いた覚えがある
裕子が買い物の時 好奇心から箪笥を開け
下着の色が変化し 洋服ダンスの奥に
服の下に隠すように有った箱の中のカラフルな
下着を見て
・・・不倫してるな・・・
確信していた