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目覚めたのは 公園のベンチ
第18章 英麻
「秋葉原まで どれ位?」
和夫は英麻と一緒に行く事を考えながら聞いた
「急行で30分で 上野に着きますから
此処を5時に出れば事務所に6時に入れます」
英麻は大きな瞳で見上げて来た
「一緒に行こうか? お腹空かない?」
和夫が言うと 英麻が微笑み頷いた
和夫はルームサービスでランチを注文して
英麻にシャワーを勧め 英麻が浴室に消えた
係がランチをセットして 退出すると
英麻が浴室から出てきて
出ようとしたら・・・
はにかんだ顔で和夫を見て来る
22歳に成ったばかりの 英麻の顔は
化粧も落とし まるで女子高生の様な
幼さが残る顔立ちだった
化粧をした顔は 時に40代の妖艶さを漂わせ
肌理の細かな肌は 明かりの下で輝き
見る者の視点で 年齢の変化する容姿を
フラワーガーデンの 社長は
見出したのかも知れない