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目覚めたのは 公園のベンチ
第25章 千尋
「来月も その次の月も 犯されるのかな? 主人・の見て・いる前で・・・」
郁代は顔を上に向け呟いた
横たわる、全裸の郁代を見ながら、和夫は考えて入た・・・・
「借金が無くなったら お二人はどうしたいの?」
和夫は郁代に 尋ねた
「主人物を作って 人が喜んでくれることが好きなんです」
「きっと 同じ仕事をすると思います 今までは私は何も言わなかったけど」
「もし今度があれば 私がお財布を握って 同じ失敗は繰り返さないと思います」
「夫に好きな事で働いて貰って 家族が食べられるだけ有れば
私はそれで 満足です」
郁代は閉じた目を開け 強い光を込めた目で和夫を見つめ
諦めた様に目線を外した
「来月・・・借金を無くして上げる 新しい仕事の資金も添えてね」
和夫の頭の中に郁代の物語が浮かび 言いきっていた
「飯田さんに そんなことが・・・・?・」
郁代が不思議そうに和夫を見返し 和夫は頷いて見せた
「そうなって呉れたら 嬉しいですけど・・」
郁代は諦めた様に 呟き起き上がると浴室へと消えて行った
郁代がシャワーから出て来て和夫がシャワーを終わらせ
部屋に戻り 見ると郁代は椅子に座り 窓の外を眺めていた
和夫の顔を見て 頭を下げ
黙って部屋を出て行った・・・・・