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目覚めたのは 公園のベンチ
第10章 早紀

体を外しソファーに座り 横に成って居る裕子いや 早紀を見つめた
シャツを着て 下半身裸の早紀は 体を投げ出し荒い息は収まり 
和夫を見て 横に座って来た 

「 井口さんの事・・・どうして知ってるんですか? 」
怪訝な顔で聞いて来る 

「 色々知ってますよ お隣の森山さんと野島さんんの事も 」 
和夫の言葉に早紀が和夫の顔を見 和夫は頷いた

「 色々詮索されるでしょ お二人に 」 
和夫の言葉に早紀が頷くと

「 あのお二人 須藤電器の社長と良い仲なんですよ 」

「 お隣の二階に 紫のパンティー干してたら 言って上げてください 」 

「 今日は須藤さんお見えに 成る日ですか? 」 

「 そうしたら 二人とも貴方に何も言わなく成るから 」
早紀は 嬉しそうに頷いていた

「先週の お隣さんとの事 教えてくれる?」 
和夫の言葉に 早紀は下を向き
和夫の腿へ頭を乗せ 話を始めた

「 拓哉さんの奥さんが 出産で家に居ないの知ってたの 」

「 主人が出張で 居ない日だったわ 」

「 お買い物から帰る時 拓哉さんと偶然一緒だったの 」 

「 夕飯は?聞いたら 冷凍食品って言うから ご一緒しましょうって 」 

「 夜おかず持って 伺ったの7時ぐらいだったかな 」

「 拓哉さん 美味しいっていっぱい食べて呉れて 少し嬉しかったな・・・・・」 
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