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夏の対価
第1章 夏の対価
 呆気に取られている僕を尻目に、彼女は長い脚でDUCATIにまたがりエンジンをかける。と同時に蝉の声が遠くなる。

 参ったな。やれやれだ。

「きみの電話番号を教えてくれないか」
「何で?」
「あとでこの指輪を返したい」
「だからいいのよ」
「じゃあこうしよう。きみをデートに誘いたいから電話番号を教えて欲しいんだ」

 それを聞いた彼女は笑った。僕は排気音にかき消されがちな声を必死で聞き取った。

 遠ざかるバイクのシルエットを見送り、預かったクロムハーツを眺める。

 やれやれ。




 𝑭𝒊𝒏
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