この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
その日の呟き
第7章 今日から私は奥さんの愛人
「離婚もしませんし、慰謝料も要りませんよ」
笑顔で言い切った彼の奥さん。その時私は助かったと思いつつ、負け惜しみだと優越感に浸っていた。
そんな私は彼の奥さんに飼われている。
朝六時になると奥さんが朝食とペットシート、微温湯の入ったバケツに数枚のタオルを持って入って来る。私は床に置かれた朝食を犬猫の様に食べ、その間に奥さんは糞尿のされたペットシートを新しいのに変える。
「さぁビッチちゃん、体を綺麗にしましょうねぇ」
「わ、わん…」
食べ終われば体を拭かれる。人の言葉を話すとバケツの微温湯を被せられ、昼食まで放置されるからちゃんと動物として鳴く。
「今日はお客さんが来るのよ?沢山遊んでもらえるわ。良かったわねぇ!」
お客さん…今日は何人相手にしなきゃいけないんだろ。四つん這いで窓まで歩く。二足歩行で歩くと打たれるから。
八時を過ぎてお客さんが来る。見知ったお客さんは慣れた様にニヤついて私に歩み寄り、無理矢理口に、陰部に突っ込んでくる。唯一の救いは肛門を開発されなかった事だけ。初めてのお客さんは事前に聞いてはいて、私がこうなった状況を憐れみ、自業自得だと蔑みながら乱暴に扱われた。
お昼は休憩。体を綺麗にされ、昼食を食べる。奥さんは私の頭を撫でながら可愛いビッチちゃんと言う。その撫で方が彼より優しくて、気味が悪かった。
午後からもお客さんと遊び、十八時にはまた綺麗にされ、彼が帰宅する二十時に唯一リビングへと出される。
あの日から彼は私を一度たりとも見ようとしない。奥さんが「お願いしていい?」と言った時だけ、彼は私に触れてくる。だけど視線を合わせない。何も話してくれない。私の世話が終わるとホッとした顔で離れ、奥さんの機嫌取りに精を出す。
「酷い男ね…あんなにビッチちゃんを可愛がっていたのに」
お風呂も奥さんが入れてくれる。抵抗をすれば熱湯や冷水を掛けられ、湯船に顔を押し込められる。
そんな日々を送り続けると、どんな形であれ奥さんの優しさが酷く愛おしく、私にはもうこの人しか居ないんだと思い始めていた。
部屋に戻され、奥さんの背中に私は久し振りに、恐怖を殺してお願いをした。
「こ、これから、も、なん、でも、いうこ、ときく、から」
あんな男じゃなくて、私を側に置いて…
笑顔で言い切った彼の奥さん。その時私は助かったと思いつつ、負け惜しみだと優越感に浸っていた。
そんな私は彼の奥さんに飼われている。
朝六時になると奥さんが朝食とペットシート、微温湯の入ったバケツに数枚のタオルを持って入って来る。私は床に置かれた朝食を犬猫の様に食べ、その間に奥さんは糞尿のされたペットシートを新しいのに変える。
「さぁビッチちゃん、体を綺麗にしましょうねぇ」
「わ、わん…」
食べ終われば体を拭かれる。人の言葉を話すとバケツの微温湯を被せられ、昼食まで放置されるからちゃんと動物として鳴く。
「今日はお客さんが来るのよ?沢山遊んでもらえるわ。良かったわねぇ!」
お客さん…今日は何人相手にしなきゃいけないんだろ。四つん這いで窓まで歩く。二足歩行で歩くと打たれるから。
八時を過ぎてお客さんが来る。見知ったお客さんは慣れた様にニヤついて私に歩み寄り、無理矢理口に、陰部に突っ込んでくる。唯一の救いは肛門を開発されなかった事だけ。初めてのお客さんは事前に聞いてはいて、私がこうなった状況を憐れみ、自業自得だと蔑みながら乱暴に扱われた。
お昼は休憩。体を綺麗にされ、昼食を食べる。奥さんは私の頭を撫でながら可愛いビッチちゃんと言う。その撫で方が彼より優しくて、気味が悪かった。
午後からもお客さんと遊び、十八時にはまた綺麗にされ、彼が帰宅する二十時に唯一リビングへと出される。
あの日から彼は私を一度たりとも見ようとしない。奥さんが「お願いしていい?」と言った時だけ、彼は私に触れてくる。だけど視線を合わせない。何も話してくれない。私の世話が終わるとホッとした顔で離れ、奥さんの機嫌取りに精を出す。
「酷い男ね…あんなにビッチちゃんを可愛がっていたのに」
お風呂も奥さんが入れてくれる。抵抗をすれば熱湯や冷水を掛けられ、湯船に顔を押し込められる。
そんな日々を送り続けると、どんな形であれ奥さんの優しさが酷く愛おしく、私にはもうこの人しか居ないんだと思い始めていた。
部屋に戻され、奥さんの背中に私は久し振りに、恐怖を殺してお願いをした。
「こ、これから、も、なん、でも、いうこ、ときく、から」
あんな男じゃなくて、私を側に置いて…