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夫婦で妊活旅行に行く話
第4章 白浜観光をしよう! ①
「ケープペンギンは、別名を
アフリカペンギンって言ってね。
アフリカのケープ地方の固有種なんだよ。
これとよく似たペンギンが、
フンボルトペンギンでね。
日本で飼育されているペンギンの
50%がフンボルトペンギンなんだってさ」
フンボルトペンギンと
ケープペンギンとマゼランペンギンの
姿が似ているらしいが
その3種類が混在してても
俺の目には見わけが付きそうにないな
「量産型のアイドルでも
俺は、観てる気分なんだけど?
俺からすればどれもペンギンだ」
「私から見てもどれもペンギンだよ。
量産型でもいいじゃん、可愛いから。
日本は世界1のペンギンの飼育数らしいよ?
そうなったのは、日本が捕鯨をするから
なんだけどもね?捕鯨船にペンギンが
勝手に乗り込んで来る事があるんだって
長い船旅のお供にプールまで作って
ペンギンと海の旅してたらしいよ?」
捕鯨船が一緒に海で過ごしたペンギンと
お別れするのが惜しくなってしまって
港に持ち帰って水族館に寄贈したのが
日本のペンギン飼育の始まりらしい…
確かに自分達がクジラ捕ってたら
その横から
よちよちしながらペンギンが
自分達の船に乗り込んで来たら
俺も無下には…出来る気はしない…な
可愛いペンギン達に大喜びしてる
海の男達を想像してみると
それはそれで和やかな光景でしかないが
「要するにこの愛くるしい姿に
海の男達も癒されてたって訳ね」
「ペンギンの水槽ってさ、氷を
イメージしたオブジェとさ、
上から氷みたいなの降ってる場所で
飼われてるイメージあるでしょ?
南極大陸で生息してるのは18種類の
ペンギンの中でも3種類だけだから」
そう言いながら別のペンギンが
飼育されている場所へ移動して
上から氷の欠片が降って来る場所に
ペンギンが居るのが見えて
「ああ、そうだな、確かに
ペンギンと言えばこんな感じだよな」
「コウテイペンギンやキングペンギンの
体の大きな大型のペンギンが、
そう言う寒い場所で生息してるペンギンね」
「確かに、水族館だけじゃなくて
動物園やら、ちょっとした公園みたいな
場所にもペンギンが割と、居るもんな」