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夫婦で妊活旅行に行く話
第4章 白浜観光をしよう! ①

「日本じゃフンボルトペンギンが
増え過ぎちゃって、産ませるのを
制限しないといけない位らしいけどね~。
世界的にはフンボルトペンギンは
絶滅危惧種なんだよ、日本の気候と
高い繁殖技術が相まって日本で
異様なまでに繁殖しちゃってるんだってさ」

あっちにホッキョクグマが居るらしいよと

ののかがホッキョクグマを
観に行こうと言って来て

「ホッキョクグマってさ、実は、
白くないって知ってた?」

目の前のホッキョクグマは
どう見ても白いが
ののかはそれが白くないのだと言って来て

「それは、あれ?前に言って居た
孔雀の羽の理論と同じ様な感じか?」

「ホッキョクグマの毛は透明でね、
地肌は黒いんだよ。それに毛は
特殊な構造で中に空洞があってね。
その空洞に、光が乱反射して
人間の目には白く見えるんだってさ」

あそことののかが
ホッキョクグマの説明が書かれているパネルを
透真に見てと言いたげに指差して来て

「毛が透明なのは、光をそのまま通して
毛の中のストローの様になった
空洞で保温する機能があるんだな」

「ラッコが毛の密度で体温を維持してるのと
また違う体温維持の方法だよね?
ラッコの体毛は8億本あって
長い毛の下に短い毛が生えててね
その毛と毛の間に空気を蓄えてて
その空気でぷかぷかと浮かんでるんだって」

「ああ、ちょっとシャワーを軽く掛けて
濡らした位じゃ髪の表面しか濡れなくて
頭皮まで濡れないのと同じ理屈?」

透真の言葉にそうそうと
ののかが頷いて同意して来て

ラッコは皮下脂肪を蓄えないので
自分の体温を極寒の海で維持する為に
その高い密度の毛の中の空気の層と
食事を沢山食べるのだそうだ

もう 日本の水族館から
ラッコが消える日が近いと
ののかが前に言ってたっけ?

「観に行くか?ラッコ」

「鳥羽水族館にって事?」

何故か ホッキョクグマの前で
ラッコの話をして
そのまま他愛ない話をしながら
道なりに歩いていると

室内に滝の流れている
大きなスーベニアショップがある所に出て来る

「大きなお土産物屋さんあるね、
職場のお土産何か、買って行こうかな?」

「ああ、そうだな。有休貰ってるし。
会社に何か土産でも見て行くか」


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