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夫婦で妊活旅行に行く話
第4章 白浜観光をしよう! ①
今年の誕生日は週末には
掛かってなかったから…
この旅行の為の4日間は…
有休を貰って来てるので…
私と透真は大学卒業後から
同じ会社に勤めているんだけど
仕事をしてる部署は別々だから
お値段と内容量との釣り合いや
個包装になってるか……とかを考慮して
職場へのお土産をああでもない
こうでもないと言いながら
ののかが選んでいると
「クッキーがいいかな?
バームクーヘンもある、こっちの
クランチチョコの方がいいかな?
チョコは数があるから、コスパいいし。
ねぇ、透真。そっちはいいの見つかった?
お土産決まったの?」
「そんなの、土産なんてさ、
一番人気!!とか
これ売れてますとか、
売店スタッフのオススメの
商品を買って置けば間違いないじゃん。
それより、見てよ。ののか!
どう?これ買おうよ、ほらほら、
超でっかい、パンダのぬいぐるみ」
そう言って 透真が
職場へのお土産選びもそこそこに
店の中にあるぬいぐるみの中で
一番大きなパンダの
ぬいぐるみを抱えて持って来て
嬉しそうにこちらにほらほらと見せて来る
「要らないって、
そんなに大きいの邪魔になりそうだし。
買うんだったら、小さいのにしようよ。
それは流石に、大きすぎじゃない?
そのサイズだったら、1万ぐらいするでしょ?」
ぬいぐるみは大体サイズで
値段が分かるから
透真が持ってるパンダはそれぐらいだろう
「えっ、マ?何で値段分かんの?
これは確か、9千円のパンダだったわ。
てか、ののか、入口の所で
俺に言った事忘れたの?後ならパンダ
でっかいの、買っていいって
感じの事確か、言ってなかった?」
透真のその言葉で…
あの時の事憶えてたのかと
内心そのエントランスドームでの
透真とのやり取りをののかは思い出して居て
「ねえ、透真、これは?」
同じ感じのパンダのぬいぐるみの中から
ののかが値段もサイズも手ごろなのを
手に取って透真の方に見せると
それはダメだとお断りさせれてしまった
「それは小さすぎ。
俺は、でっかいのがいいんだってばっ」
「じゃあ、こっちのは?
こんな感じのはここだけじゃない?
普通のパンダのぬいぐるみは
割とどこでも買えるけど、珍しいよ?」