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夫婦で妊活旅行に行く話
第6章 えっちの後は……

夫婦から家族になる
自分達の姿を思わず
想像してしまいたくなりながら

歩いている内に

敷地の離れた場所にある
その夕食会場のレストランに到着して

夕食は 地元の海鮮を使用した

バイキングなのだが

私の誕生日が明日だから
今回の妊活旅行は
お誕生日のお祝いも兼ねているので

海鮮が好きな私の為に
透真が船盛付きのプランを
予約してくれていたみたいで

船の形をした器に

ボイルした毛ガニが丸々1杯
アワビ・中トロ・いくら・ウニ・
大振りのボタン海老・帆立・ヒラメと
なかなかに豪華な刺身盛り合わせが届いて

海鮮尽くしの夕食を堪能した

マグロのお寿司も食べ放題だったし
お寿司だけじゃなくって

マグロのお刺身やカマ焼き
揚げたてのエビの天ぷらに

貝柱や鯛やサーモンの刺身
甘エビやイカの刺身もあって
好きなお刺身を盛り合わせて

自分の好みの海鮮丼を作る事も出来て

自分でラーメンの麺を茹でて
和歌山ラーメンも食べられるし

海鮮のバイキングだけど
ステーキも焼いてくれるから

お魚ばっかりで飽きた頃には
ステーキは持って来いな感じで
透真はそんなに大きなステーキじゃないけど
3回お代わりしに行ってたけど…

平日だけあって混雑の無い店内で
ゆっくり夕食を頂く事が出来て

食べてすぐで温泉に入るのは
ちょっとお腹も苦しかったし
若干抵抗があったのだけど

同じ建物にあるカタタの湯で
白浜温泉を楽しんだ

大きなお風呂ではなかたけど
内風呂と露天風呂があって

私が脱衣場で服を脱いで入る頃には

中に居た人は出て行ったので

丁度すれ違いになって

温泉を独り占めする事が出来た


温泉の効果なのか
肌がスベスベになって

自分でも触り心地が良くて
ついつい触ってしまいたくなる様な

そんなスベスベ温泉美肌になっていた

「透真…、お肌スベスベだって
えっちする時に、喜んでくれるかな?」

温泉に浸かりながら
ののかがスベスベになった
自分の腕の感触を楽しんでいて

あんまりゆっくりし過ぎると
透真を待たせてしまうから
ほどほどに温泉を楽しんで

「ごめんね、透真。
遅くなっちゃってた?待った?」

女湯から出ると

湯上りの休憩が出来るエリアに
透真の姿を見つける事が出来て
ののかが透真に声を掛けた

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