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第6章 えっちの後は……

まぁ今日は温泉の効果で
顔だけじゃなくて身体もスベスベだけど

そのスベスベさを少しでも保ちたいもん

ドライヤー中にしたら顔が乾燥しないし
丁度いい放置時間になると思うのよ

透真が乾かし終わったからと
ドライヤーをこっちに返しに来たので
洗面所で髪を乾かして戻ると

透真がソファの所で一人で
ある事をして遊んでいて

「ちょっと、透真、それ、何してるの？」

「いや、その、ちょっとさ、
童心に返って、パンダの
ぬいぐるみで遊んでただけだけど」

透真は童心に返って
遊んでいただけだと言って来るが

いや　それ

どう見ても童心には返ってないし

どう考えても　そのパンダを
後ろから致してる風に見える様な
ポジションを調整してた気がするんだけど？

「子供はそんな遊び方しません」

「えっ、そう？ダメ？えっと、
なら、大人のぬいぐるみ遊びか？
どう？こんな感じでそれっぽく見える？」

「ねぇ、透真…」

さっき　アドベンチャーワールドで
このぬいぐるみを買う時に

家族が増えたら　
アドベンチャーワールドに行って

このパンダの夫婦の子供を買おうって
そんな話になって居たから

「もしかして、透真
この子達にも子作りさせてるの？」

実質　ぬいぐるみだから
その真似事をさせても
ぬいぐるみは増えたりはしないけど

「ご利益もあるかも知れないじゃん？」

ご利益があると透真が言うから

彼の中では　アドベンチャーワールドの

子沢山パンダの

永明と良浜の夫婦に
肖りたいのかも知れないけど

「まさかのご神体…？もぅ、透真。
ふざけてるのか、真面目なのかどっちかにしてよ」

「何言ってんだよ？ののか。
俺はいつでも、全力で真面目じゃんか。
でも、このパンダの夫婦も
俺達と同じ様にさ、可愛い可愛い
赤ちゃんが欲しいかも知れないだろ？」

「可愛い…赤ちゃん…ねぇ…」

透真がののかがそうしてる様に置いた
パンダのぬいぐるみの雌の方を抱き上げて

その形を崩されて
透真が残念そうにして居たが

ぎゅっとその雌のパンダを抱きしめながら

ののかがソファに座った

透真が形を崩されて不満そうにしながら
雄の（と言っても同じパンダなのだが）
パンダを抱き上げて自分もその隣に座る