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夫婦で妊活旅行に行く話
第2章 そうだ、和歌山へ行こう!

そんな話をしながら
とれとれヴィレッジのHPの画像を
透真がここでいい?と確認を取る様にして来て

沢山…ドーム型の白い建物が
一面に並んでいるその様子は

外国気分と言うよりは…
ちょっとしたSF気分か
ファンタジー気分になれそうだ

そう…例えるなら…あれに似ている

「俺さ…これ、見ててさ
何かどっかで見たなって思ってたけどさ。
思い出したッ、ドラゴンボールの
ホイポイカプセルの家に似てるんだこれっ」

私は最初にYouTubeで観てた時から
それをずっと思ってたので
今更と思ってしまいつつに

あっさりと…来月の妊活旅行の日程と
宿泊先がスルスルと決まって行って

「ねぇ…透真。目的は妊活って
この旅行の主旨はさ、私も理解してるんだけどね。
観光もさ、折角白浜まで行くんだしさ。
ちょっとは…したいな~って思うんだけど…ッ。
その…白浜にさ、…私好みのさ…
ちょっと…マイナーな感じのさ…
面白そうな…場所があるんだけどね?
その…ダメ…かな?やっぱり…」

「俺も…アドベンチャーワールドの
記憶が、薄っすらとだから、行きたいとは
思ってるから、アドベンチャーワールドには
行こうと思ってるんだけど…、
まぁ…絶対、来月に作るって程に
急いで子供も作るものでもないし、
観光も…楽しんじゃえばいいと思うし?」

旅行の日程は…透真が任せてくれと
自信満々に言っていたから
自分が行きたいと思っていた場所だけ
透真にリクエストをして置いて

ホテルの予約とか
スケジュールとかは…全部
透真にお任せする事にしたんだけど


ーーーー
ーーー
ーー




そんなこんな…言って居る内に…
今月も…あっという間に過ぎて行ってしまって

いよいよ明日から…白浜に行くぞって言う

その前日に…夫婦で仲良しを…して…

めでたく…朝にも お代わりえっちをしたせいで

家を早めに出ようねって話してたのに

2人で仲良く…揃って寝落ちしてしまって居て

そのまま…慌ただしく 準備と支度を整えると

慌ただしいまま…予定よりも大分遅れて

今日から3泊4日の日程での

白浜へ…の…妊活旅行へと出発した


運転している…車のハンドルを握りながら
隣の助手席でむすっとしている
ののかに透真が声を恐る恐る掛けて来て

「ねぇ、ののか…、怒ってる?」

「怒りもするよ…」



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