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夫婦で妊活旅行に行く話
第8章 白浜観光をしよう! ②
こちらに向けていた視線を
透真が眼下に広がる青い海に向けた

「白良浜の景色を眺めながら、
源泉かけ流しの足湯に浸かって。
程良い塩加減の温泉卵を食べるのも、
この上ない贅沢だなって、思うじゃん?」

そうこちらに囁きかけて来ながら
ツンツンとお湯の中で
透真がののかの足を突いて来て

「ちょ…、透真…、足、ダメ…」

足の指で足の指で突いて来る
透真の足を押し返そうとするが

「それに、隣に俺の可愛い
奥さんのののかが居るからな」

その透真の言葉に 押し返すのを
忘れてしまって居て足湯の中に
向けていた視線をののかが上げると

透真と視線を合わせる

「それが、透真は、贅沢だって言いたいの?」

「こうやって、一緒に時間を過ごして。
色んな事を見て、体験して、共有できるし。
美味しい物を一緒に食べてさ、
美味しいって思って笑えるのもな。
それを、贅沢だと言わずにさ
何だって言うんだよ?」

「それが透真が思ってた、
理想の夫婦の形?って事?」


理想の夫婦の形…

結婚をするって話が出た時に
一緒にそれをこれから
2人で探して行けばいいと
そんな感じの話を彼とはしたけれども

毎日の生活を共にしながら

毎日を過ごして

一緒にそれを共有して楽しめる事が

何よりの贅沢だと透真が言って来て

これが理想とする夫婦の在り方なのだとしたら

理想の家族の在り方と言うのも きっと

自分達の子供達ともそれが

当たり前に毎日できる事なんだろうなぁって

パシャ…と少しだけ お湯の中で
ののかが足を蹴る様に動かすと

手に持っていた玉子に一口齧り付いた

「玉子、旨いだろ?」

「うん、温泉卵、美味しいね」

「ああ、美味いな」

美味しそうに温泉卵を食べている
透真の横顔を見ていると
自分の胸が温かくなるのを感じる

「贅沢…だね、透真」

「だろ?ののかが玉子食べ終わったらさ。
足湯はまた後でも入れるから、
あそこに見えてる、あっちの建物に入らない?」

そう言って売店の奥に見えている
パラレルワールドと書かれた
館に入るかと 透真が聞いて来て

その手前に見えているお土産物屋さんで
化石発掘体験と書いてあるのが見えていて

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