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夫婦で妊活旅行に行く話
第8章 白浜観光をしよう! ②

こう言うテーマパークとかの
定番の宝石探し的なお宝さがしが出来る
そんな予感をあの建物から感じて居たが

「ちょっと、ほのか?
あっちの方が、興味ありそうだけど。
それともさ、先に、この建物の上でさ
白良浜の海を眺めながら、昼飯にする?」

10時半にオープンでそれなりに
エネルギーランドを楽しんでいたから

気が付いたら
時間はお昼時になって居た


透真の提案にしたがって
レストランがある建物に入る

その建物の2階に
海が見える大きな窓のある
展望レストランがあって

私は和歌山ラーメンを
透真は和歌山ラーメンと
恐竜型のナゲットが乗った
火山の形のライスの辛口のカレーを注文して

和歌山のミカンジュースと
同じく和歌山の梅ジュースを注文して
お互いにジュースをシェアしながら
ランチにする事にした

「凄いね、透真。
ここのレストランからの眺め」

「ああ、絶景じゃん。
白良浜の白い砂浜と
真っ青な海と、青い空のコントラストを
一望しながら、昼飯食えるんだしな。
ん?ここの、和歌山ラーメンさ、
こう言う施設のラーメンにしては美味いな」

正直…博物館…みたいな感じだから
食事の味には私も透真も
期待は…して無かったんだけど…

「本当に、美味しいね。ラーメン。
と言うか、ミカンジュース美味しいよ?
透真も、みかんの方飲んでみる?ホラ」

自分が味見をした和歌山のミカンジュースを
透真に差し出すと ののかの手にある
ジュースのストローを透真が咥えて
ちゅ―――っと中身を吸うと

「うまっ、ミカンジュース。美味いし。
流石、和歌山じゃん。だったら
俺が買った、梅のやつも美味いだろうな」

こっちも飲むかと
まだ口を付けてない
梅ジュースを透真が同じ様にして
ののかの方に差し出して
飲んでも良いよと言ってくれたので

ストローをののかが自分の口に
咥えるとチュ――ッと梅ジュースを吸った

「美味しいね、梅ジュースも」

「マ?俺もジュース飲もっと」

お昼ご飯を済ませてレストランを後にする

「ねぇねぇ、透真、あっちにさ。
ちらって見えてて、気になるんだけどさ。
ちょっと、あそこにさ、行ってもいい?」

黄色と黒の縞々になった
如何にも危険区域の様な
そこだけ今までとのテイストと違った
物々しい雰囲気のエリアが
その展望レストランから見えていて

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