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第8章 白浜観光をしよう！　②

白浜エネルギーランドからは
車で１０分程度の場所にある

いそぎ公園と言う公園の敷地の中に
和歌山で一番知名度のある
ナギサビールと言う
地ビール（クラフトビール）の工場があり

「ののか、工場見学しよう」

「えっ？そんな…工場見学って
いつでも、好きな時間に行っても…
予約とか…しないと…ダメなんじゃない？
普通さ、集合時間とか決まっててさ
何時からの部…みたいなのじゃないの？」

「大丈夫、大丈夫。ここの
営業時間内だったら、団体じゃない
一般客は、予約不要で工場見学できるの」

受け付けで見学がしたいと
受け付けの人に透真が声を掛けると
受け付けに居た女性が
そのままカウンターから
こちら側に出て来て

『それでは、このまま
工場の方を…ご案内致しますね』

…とナチュラルに工場の
案内をし始めて移動して行くので

その女性の後を追って
透真とののかも工場の中を進んで行く

ビールの製造過程について
ガラス張りになっていて
発酵用のタンクが並んでいる
工場の内部を見ながら　解説を受ける

ビールの材料である

大麦麦芽や小麦麦芽　ロースト麦芽の
元の姿を…見せて貰ったり

出来上がったビールを瓶に
充填する機械を見学したり

時間によっては実際に
ビールを充填してる作業を
見学する事が出来るのだそうだ

スタッフの女性の案内で
２０分程度の工場見学をして

お土産のクラフトビールを
直営店で購入して
ナギサビールの工場を後にした

ナギサビールの工場の
駐車場に戻ると車に乗り込んで

透真が自分の腕時計で
時間を確認すると

「工場見学して…丁度いい時間かもな、
ののか、飯…食いに…行こっか？」

「ああ、お夕飯…食べて戻ろうって事？」

ナギサビールの駐車場から
車を走らせる事…約…８分で
白浜にあるいけす円座と言う
焼きクエと海鮮ひつまぶしが有名なお店の
駐車場に車は到着して

え？お夕飯にはちょっと早い様な？

とは…思ったし…

白良浜を散歩してた時は
サンセット…見たい様な事を
透真は言ってたと思うんだけど…

お店…に来ちゃた…し

ここでお夕飯済んでからじゃ
サンセットには…間に合わないんじゃ…と

そんな事をののかが考えていると