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夫婦で妊活旅行に行く話
第2章 そうだ、和歌山へ行こう!
「替えのパンツ…、売ってるの?
まぁ、折角…ここまで来たんだし、
ご利益があるから、奉納してるんだもんね…」
社務所の方で
替えの下着を売ってるそうなので
もうここまで来たら奉納して行くかと
ののかが覚悟を決めて
新手の羞恥プレイにも
感じなくもないけど
パンツを奉納する為に
替えのパンツを買いに社務所に向かったのだけど
社務所でののかが
お守りとかお札と同列で販売されている
女性用に下着を見ていると
何かを見ている 透真の姿に気が付いて
「透真、どうしたの?
それは子宝のお守り?
あ、これ、赤ちゃんの形してるんだね
おくるみに包まってる、可愛いお守り」
おくるみに包まって居る
赤ちゃんの形をしている
可愛らしいお守りが視界に入って来て
ののかがそれを手に取って眺める
「それ、欲しい?俺も丁度
これ買おうかと思ってたからさ。
パンツと一緒に買ったげよっか?」
そう言って透真がこれが欲しいと
赤いちりめんで出来た
オタマジャクシのお守りを持っていて
「オタマジャクシ…」
「ご利益ありそうじゃない?
真っ赤なオタマジャクシだしさ」
人形と言い
パンツを奉納と言いお守りと言い
中々にインパクトのある神社だなここ
社務所で下着とお守りを購入して
お手洗いで
新しいパンツに履き替えて
履いていた方のパンツを奉納すると
淡島神社を後にした
淡島神社を出発して
お昼を過ぎて ピークの時間も過ぎていた頃に
和歌山駅からほど近い
有名な和歌山ラーメンのお店に到着した
和歌山ラーメンと言えばここと言う
超が付く程の有名店の中華そばは
とろみのある豚骨スープなのに
あっさりした口当たりで癖になる美味しさだった
透真は特製の大盛の中華そばを食べていたけど
「やっぱり、店で食う
ラーメンは美味いな。
和歌山に来たんだったらさ、
和歌山ラーメンは食べないとな」
「そうだね、トロっとしてるのに
重過ぎ無くて、食べやすいしね」
美味しい和歌山の味に舌鼓を打って
お昼を済ませて車に乗り込んで
次なる目的地に向かう訳なんだけども
「次の目的地は、白浜だから
またしばらくドライブだな~」
和歌山市から白浜町までは
車で更に1時間半ほどのドライブになる