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夫婦で妊活旅行に行く話
第3章 部屋に着いたら…? *
「ののか、ここ来た途端さ、
何か、…緊張しちゃってるでしょ?」
ドキッと…その透真の言葉に胸が跳ねた
それは…その…指摘の通りに図星だったから
「いや、その…あのね。
そうなる…時期に…そうしたら、
出来るんだよって言うのはさ。
知ってるから、今まではさ…ずっと…、
そうならない様にして来たじゃない?
だからいざ、
そうする為に…するんだって思うと…、
何か…その…、いや、別に
いつも通りにすれば、良いんだろうけどッ」
透真からの子作りに同意をして
今回の白浜に妊活旅行に来てる手前
透真に誤解される様な言い方をして
透真に…嫌な思いさせたくないなって
そんな感情の方が先に先に…前に出てしまって
どう…自分が感じて居る…
いつも夫婦でセックスする時はない
この…今感じて居る 変な緊張感を
彼に伝えるのかを…悩み過ぎて
しどろもどろに ののかはなってしまって居た
「ねぇ、ののか」
こっちが…中途半端な返事しかしてないのに
透真がののかの名前を呼んで来て
ふぅっと透真の吐息が
ののかの耳に掛かって来る
「ののかさぁ…、和歌山にさ、来て良かった?」
「う、うん…。
和歌山、前から1回来たかったし。
ここも、YouTubeで観た時にさ、
泊まってみたいって思ってたから…」
スルッと透真が
ののかの腰に手を回して来る
「あ、後ね…?淡島神社だっけ?
あの人形の神社もね
確かに異様な光景だったけどさ、
その、パンツ奉納したりとかね…?
あんまり…全国広しと言えど…も、
パンツを奉納する神社って凄いレアだと思うし…」
「うん、淡島神社…行ったよね。
ののか、それから…は?」
そうこっちに透真が
今日の和歌山旅行の話の続きを促して来るが
もうこの今の空気と言うか雰囲気は
する時のそれになってるから
「他にも、行ったよね?今日」
「…んっ、後…は、…はぁ、んッ」
つつつ…っと 透真の指先が
項を弄ぶ様にして撫でて来るから
ぴくっと身体が反応して跳ねる
「後は…、の続きは無いの?
ねぇ、ののか、折角だからさ
俺達もさ、あ・れ、する?」
えっちする流れになってるから
透真があれをしないかと言って来て居て
「あれ…って?」
そう…透真の言葉にののかが聞き返す