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第4章 白浜観光をしよう！　①

そうののかが千畳敷の
どこまでも続いてる様な
そんな平坦な白い岩盤を見て
鳥取砂丘に似てると例えて来る

「ののかさ、興味ある？
行ってみたい？鳥取砂丘」

「砂丘は、昔家族旅行で行ったけど。
砂しか無くない？あ、ラクダまだ居るかな？
京都の人力車みたいに、ラクダに乗れるよね？
あ、でも砂像のある美術館があるよね？確か。
後、前ぇーに、ポケモンGOの
イベントしてたっけ？鳥取砂丘」

「俺の中の鳥取のイメージと言えば、
砂丘と梨と水木しげる…位だけどね」

「白浜に居るのに、鳥取の話してない？
私は鳥取はさカニのイメージだけどね、
ラッキョウと。
ああ、後は、諸説あるけど。
因幡の白兎のお話の舞台が鳥取じゃなかった？
それこそ、大国主命と言えばの神話の」

昨日行った淡島神社に祀られていた
大国主命にまつわる話をしながら

白浜なのになぜか鳥取の話を
夫婦でしながら　　人気がまばらな
千畳敷をぶらぶらと散策する

「折角の綺麗な白い岩なのにさ
落書きが随分と多いんだな、ここは」

「折角のダイナミックな
自然の景観が勿体ないよね。
残した本人達は記念のつもりなんだろうけど」

岩のあちこちに刻まれた
過去にここに訪れた人の残した
落書きが目について気になってしまう

「まぁ、こればっかりはさ。
訪れる観光客のモラルの問題だろうけどさ。
折角だしさ、鳥取の話ばっかりしないで
和歌山と言えば…でも、挙げてかない？」

「えぇっ、突然の古今東西のフリ？」

「山手線ゲームじゃん？」

「古今東西だってば、山手線ゲームも
どっちでもいいよ、お題は和歌山と言えば？」

今度は和歌山と言えばの
連想ゲームが始まって

「確かに、和歌山って言うと、
和歌山城や、白良浜、梅も有名だけどさ。
俺のイメージとしては、
やっぱり、智辯和歌山だな」

「ああ、高校野球の智辯和歌山ね。
うーん、そうだなぁ～、和歌山は
私の中ではクジラのイメージかな？
昔からこの辺りは捕鯨の盛んな地域だったし、
意外かもだけど、
ホエールウォッチングも出来るよ。
まぁ、和歌山と言えばマグロも有名だよね？」

「マグロか、マグロと言えば俺は
解体ショーのイメージだな～。
ああ、そう言えば前にさ
浜名湖でマグロの話したよね？」


※この夫婦は過去に浜名湖旅行をしてます。
　もしかしたら浜名湖編も出すかもです。