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夫婦で妊活旅行に行く話
第4章 白浜観光をしよう! ①

そっと透真がののかの肩を抱き寄せると
ぐいっと自分の方へののかの身体を
引寄せて来て寄り添う恰好になる

「きっと、結ばれてるって。
命を掛けてまでさ、
その2人が願った恋なんだからさ。
そうなってくれてないと、困るって」

「うん、そうだね…。そうだったらいいな」

口紅の碑を後にして
そのまま 来た方に向かって戻ると
小さいながらに整った日本庭園が見えて来る

「上からじゃなくてさ、下からも見る?」

「下から?」

この三段壁の地下36メートルにある
三段壁洞窟は源平合戦の時に
熊野水軍が船を隠した場所として
伝承が残されて居る史跡で

荒々しい波が 洞窟に押し寄せる
ダイナミックな光景を見る事が出来る

「おおっ、凄っげぇな!
中々に見ごたえがあるじゃんっ」

「迫力ありすぎ。
しぶきも凄いけどッ、音も凄いね」

その圧倒される光景にののかも
さっきまでの沈んだ様子も
すっかり無くなって居たので

ちょっとここにののかを
連れて来たのを後悔していた透真だったが

いつもの様子の ののかに 一安心した

再現された熊野水軍の船や
番所を見る事が出来る

1周約30分の 
200メートルの洞窟から

地下36メートルの世界から地上に戻ると

透真が恋人の聖地が
ここにもあるから行ってみようと言って来て

海に面した ハートのモニュメントが

どうやらこの三段壁の恋人の聖地の様で

モニュメントに南京錠を掛けられるようだった

「折角、白浜まで来たんだしさ。
俺と、ののかのさ、2人の硬い
解けない愛でも誓って行かない?」

近くの売店で ここに付ける
南京錠を売っているらしく

ここまで来たからと言われて

旅の恥は搔き捨てだしなと
透真のその提案に同意して

売店でハートの南京錠を購入した

購入した南京錠を

ふたりでモニュメントに付けた

「さっきネットで見たんだけどさ。
ここの南京錠ってさ、一杯になったら
あの、昨日の歓喜神社に奉納されるんだって」

モニュメントの前にある看板に
一杯になったら南京錠は
移動するとは書かれているが

その南京錠の移動先があの
対面座位推しのチンとマンの神社なのか…

まぁ夫婦円満とかにご利益がある
神社だったから
強ち間違いでは全然ないんだろうけど…さ


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