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夫婦で妊活旅行に行く話
第4章 白浜観光をしよう! ①
アドベンチャーワールドまでは
三段壁からは車で10分少々の距離なので
向かう車内でもその話の続きをしていたのだが
「小さい内は、透真が一緒に入ってよ
帰りが遅い日は何とかするからさ。
本当に小さい内は、ベビーバスだもんね。
っと、またこんな話してるけど、
まだ出来てないんだった、忘れてたや」
どっちかと言うと 透真は気が早いから
先先に話をして来るので
こっちもそのつもりで話をしてしまって居たけど
今 妊活をしてる最中で
まだ 今月のそれが成功してるのかも
分らないのにそんな話をしていて
自分も気が早かったと思ってしまったのだが
そんな話をしてる内に
透真が運転する車は
アドベンチャーワールドの駐車場に到着した
「ってか、凄く広くない?ここの駐車場」
止められないとかって無さそうな位に
広い広大な駐車場が
エントランスの前に広がっていて
それなりの人数が 行列を作っているが
駐車場はガラガラに見えるから
透真がググってくれてる様で
「ここの駐車場は5000台が
駐車可能らしいよ?」
「そんなに置けるの?凄いねUSJでも
結構大きいけど2800台だもんね」
開園時間は10時で
着いたのは15分ほど前だったけど
平日と言う事もあり
その開園待ちの行列も知れているから
これだけ広い園内だから
中に入ってしまえば
混雑は気にならないだろうな
「チケットなら前もって
スマートフォンで買ってあるからさ。
QRコードをゲートでかざすだけで入れるよ?」
透真がそう得意げに言って来たので
これは俺を褒めろのフラグなのだけども…
そう言ってスマートフォンを見せて来て
その表示されているQRコードよりも
スマートフォンのカバーについてる
昨日のあの例の神社のお守りの方が
目についてしまって気になってしまう
「って、それよりも、そこに付けたの?
あの、お元気になる、金のお守り…さん」
「ああ。折角買ったからさ。
ここに付けようかなって、
ののか。紐、引っ張ってみる?」
「ちょっと、透真ッ、セクハラっ」
「ののかが、そんな目で見るから
卑猥に見えるんだってば。お守りだから。
単に金の棒状の物が立ち上がるだけじゃん」
どうぞと言わないばかりに
引きなさいとこっちに紐を向けて来る