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夫婦で妊活旅行に行く話
第4章 白浜観光をしよう! ①
そんな事を涙目になりながら
上目遣いで透真に訴えた所で
腰はめちゃくちゃ感じますと
宣言してるだけだとは
ののか自身は気が付かないんだろうか?
……と透真は疑問に感じて居た
「全く、ののかはさぁ。
俺を無意識でさぁ、
煽ることに掛けては天才過ぎッ。
こんな所で俺のがこうなったら、
どうしてくれるつもり?ののかちゃん」
そう言って 例の金のお守りの
紐を引いて透真が
ピンっとなってる お守りを
ののかに見せつけて来るから
ピンとなって居るお守りさんと
透真の…ズボンのその辺りを
思わず…ののかは見比べてしまって
お守りさんの状態になってる
透真のペニス…を…想像してしまう…
「とっ、透真が、変な所でえっちな
スイッチ入るのが悪いんでしょ?
私、別に、何もしてないしっ」
こっちはそんな意味で言ってないと
ののかは自分は悪くないと言って来るけど
この ののかの無自覚煽りは
場所を全く選ばないので
どうにかならないもんなのか…と
自分の妻の事ながら
透真は思ってしまって居た
「どう考えてもさ、ののかが悪いって。
どこそれ構わずさ、煽って来てさ、
俺のチンチンイライラさせるし」
「私はッ…、何にも…してないってばっ」
そんな良く分からない
喧嘩なのか言い争いなのか
夫婦喧嘩は犬も食わぬとは言うが
喧嘩にもならない様なそんな物ではあるが
そんな事をしている間に 開園時間になって
並んでいた待機列が動き出して
ドンドンと園内に流れ込んで行く
透真とののかの所為で
その流れの動きが止まってしまって
コホンっと後ろから咳払いが聞こえて来て
慌てて 前に続いて 早歩きと言うか
小走りに近い感じになりながら
透真とののかも入場ゲートをくぐった
アドベンチャーワールドの
入場ゲートのある エントランスドームは
USJやディズニーランドもそうだが
大きな左右に道幅が開けた
屋根付きのエリアで
左右には多くのスーベニアショップが並んでいる
そのショーウィンドウには
沢山の色んなサイズのパンダや
ペンギンのぬいぐるみが見えていて
店の前のロッキングチェアに
超巨大なパンダが座っているのも見える
「ののかっ、見てあれっ、
めっちゃでっかいパンダいるッ」
「透真、今は買わないからね?
あんなの持って回れないじゃんか」