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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第20章 大漁祝いに

その夢には、続きがあったのです。
その翌日です……、
早朝からの漁を終えて、僕たちを乗せた漁船は大漁旗をかかげて港に着きました。
埠頭で待っていたキラリちゃんが、手を振って駆け寄ってきました。
僕は気になっていた事を、すぐさま彼女にたずねました。
「今朝、おじいちゃんと……ヤッたの?」
「ヤリませんよ。深酒し過ぎたみたいで、まだ家で爆睡していますよ」
僕はホッとしました。
キラリちゃんの純潔な操を、おじいちゃんに奪われなくて安堵したって感じでしょうか。
だけどそれは、僕の身勝手な見解で、おじいちゃんの立場からすれば、どこの馬の骨だか分からない男に、孫娘を凌辱されたことになるのですから。
ヤラなかったと答えて、にこやかに微笑んでいるキラリちゃんが愛おしい。
もう、彼女がブスだなんて思いません。唇は桜貝のようだし、頬っぺだってスベスベのサクランボ色にきらめいている。
そんな思いでキラリちゃんを見つめている僕に、彼女は2枚の紙切れを目の前にかざして言いました。
「町に新しく建設されたドリームランドの招待チケットだよ。一緒に行こうよ」

