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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第22章 森林鉄道

そんなことを考えていたら、藪の向こうに停車していたトロッコ列車が、突然ゴトゴトと動き始めたのです。
トロッコに乗っている母と息子は、これから始まる乱交シーンを露骨に期待していたに違いありません。
これから本番の濡れ場が始まるというのに、突然列車が動き始めては、僕たちがどのように淫靡に乱れて犯されるのかを、見届けることが出来ないではありませんか。
息子は母親の乳房を揉みながら、母親は息子のチンポを握りしめ、互いに不満の表情もあらわだと思われます。
そんな母子の憤りは、先ほどの自分たちと同じだと思いながら、僕は冷ややかに列車を見送っています。
その時です……、
森の奥からカサカサと妙な音が聞こえて、不穏な気配を感じたのです。
刺身包丁で魚のウロコを削ぎ落すような、怪しげな音が不安をかき立てるのです。

