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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第24章 森のレストラン

間もなくウエイトレスが、大きなワゴンカートを押して厨房から出て来た。
その後ろに、コック帽をかぶった白衣の男性が従っている。

大きなワゴンカートには、2台のコンロに中華鍋や包丁などが置かれ、まさに厨房そのものである。

ウエイトレスが一礼をすると、ターンテーブルの真ん中に細長いまな板がドカンと置かれて、無言のままコックの調理が始まった。


ウエイトレスがワゴンカートから黒い瓶を取り上げて蓋を開けると、コックが手を入れて取り出したのは、なんと、赤斑点の毒マムシではないか。

コックが頭をつかんでまな板の上に叩き付けると、暴れる尻尾をウエイトレスが押さえて、巨大な中華包丁であっという間に毒マムシの首が切り落とされてしまいました。

切り口から流れ出る毒マムシの血を、ウエイトレスがペアのワイングラスに注ぎます。

切り落とされた頭をコックがつまんで、牙から毒液を絞り出してワイングラスに垂らします。

その所作が、ウオッカにレモンを絞って注ぐようで、いかにも爽快な飲み口に思えてしまうのです。

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