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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第5章 噂のスナック

イスから立ち上がったおばさまは、入ってきた女性に顔を向けて声をかけます。
どうやら二人は常連の、馴染みの客同士のようです。

「あら、そんな若い子なんか連れちゃって、どうしたのさ?」

「はい、聞いて下さいよ……、実は昨夜ね、息子の部屋に夜食を持って入りましたら、教科書の上にグラビアの雑誌が開かれて、ヌード写真を見ながらオナニーをしていたんですよ」

「あら、こちらは息子さんですか? 別にいいんじゃないの、年頃なんだから、オナニーくらいするでしょうよ。まあ、座んなさいよ」

おばさまに促されて、僕とおばさまの間の席に女性と少年が腰を下ろします。
女性はいかにも会話を聞かれるのをはばかるように、声をひそめて話を続けます。

「それがねえ、この子は高校生なのに童貞でしてねえ、セックスの知識はあるんだけど相手がおらず、オナニーばかりで勉強に身が入らないと言うのですよ」

「あらまあ、可哀想に……」

「はい、母親の私が相手をするわけにもいかずに、どうしようかと思いましてね。ふと考えて、ここに来れば、どなたかがご指導をして頂けるんじゃないかと思いましてねえ……」

僕はちょっと驚きましたが、耳をそばだてて成り行きを見守るしかありません。

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