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ある日、突然に・・・
第5章 「まゆ」との場合⑤

あの日以来、何度となくメールをしようと試みたが
どういう内容でメールして良いのかわからず
12月も残り数日となってしまった。

彼女も家庭があり、子供もいることを考えると
気軽に飲みに誘うことも躊躇される。

しかしながら
あの時の彼女の行動から考えると
私に興味がないというわけでもないだろうし…

・・・

・・・

彼女を誘う良い方法が思いつかず
携帯を前に頭を悩ましていた夜
彼女のほうからメールがあった。

「お久しぶりです。この間は飲み会楽しかったですね。
 そういえば、お正月見たい映画の話したの覚えてますか?
 1月4日、子供は主人にまかせて映画に行こうかと思ってます。
 ご都合いかがですか?お正月ですしご家庭の予定があったら
 無理だとは思うんですけど…。もし宜しければご一緒にどうかと。
 ご連絡お待ちしています。まゆ」

私はすぐ嫁に1月4日、仕事の予定が急にできたことを伝え
すぐさま彼女にOKの返事と
映画館の座席の予約を私がすることをメールで伝えた。



映画館…居酒屋よりは悪戯できそうだと
私は期待に胸を膨らませた。







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