この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アウスペック図書館の奇妙な住人 seasonⅠ
第1章 古書
あ、彼はコンピュータジャーナリストのマイクです。
 仕事でよくうちの図書館を利用するために、早くから図書館にきて仕事をしているので。
 今日も開館と同時にきていました。
 他には?
 はい。学生と一般の主婦とサラリーマンの方です。
 あの人たちは、取り調べは終わってますので、帰宅させてもよろしいでしょうか?
 そこへ、ひととおりの取り調べが終わったジェファーソンがやってきた。
 わたしは、論文を仕上げないといけないんだ。
 ジェファーソンは論文がまだ仕上がっていないから苛立ちを隠せない様子だった。
 調査が進むにつれ、他の図書館員たちにも容疑がかかりますが、証拠は揃わなかった。

 本当は紛失じゃないのか?

 これだけ広い図書館なんだ。すべて把握するのは難しいだろ?
 いえ、我々はボランティアの方々の力も借りてますので管理はきちんとしています。
 ボランティアの方々も我々も本が好きなんです。
 この仕事に生きがいを感じています。
 古書を大切に扱い、保管と管理して後世に伝えていくのも仕事のうちです。
 紛失など決してありえません。
 しかしなぁ。現に無くなっておるのだぞ。
 はぁ。おっしゃることはごもっともです。
 我々も何故無くなっているのか……。

 ところで、ジェファーソン執事は、今回どんな論文を執筆しているのかお分かりか?
 今回の学術論文の執筆ですか?
執事は、図書館の専門家や研究者でもありますので、図書館学に関連する学術論文を執筆しております。

 よく分からないなぁ。ちんぷんかんぷんだよ。
 我々警察とは無縁だな。

 ジェファーソン執事は、図書館学の分野で新たな知識や研究成果を提供している第一人者なんです。

 まあ、ジェファーソン執事は、今回の件に関しては、関係ないだろう。
 スティーブは、手で顎を撫でながら肘を支えるような体勢で考えこんでしまった。
エマ……。ちょっといいか?
 マイク。今忙しくてあなたの相手してる場合じゃないのよ。話しかけないで。
 マイクはエマが喋り終わる前に、腕を掴んで少し離れた場所まできた。
 な、何?もうッ。
 さっきから古書とか文献とか言ってるが、何が無くなったんだよ。
 えッ?何って……。マイケルが無くなったって騒ぐから。
 何だよ、おまえ把握してないのかよ。
 ……ん、うん。ごめん
 マイケルを呼んで聞き出せよ。
/8ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ