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未熟の淫情
第5章 幼馴染の契り
「…そう言うカズマの方だって…まだ童貞なんでしょ?」
美結にとっても最も気がかりだったことを確認する…
「…う、うん…お、俺も美結のことが忘れられなくて、
今まで誰とも付き合ったことないし、ずっと独りでガマンしてたから…」
「フフッ…そっか…」
美結もカズマの童貞を奪うことになるのが嬉しく、悦びを隠せなかった…
「…それって、私のことを思い浮かべながら、独りでシテたってこと?」
緊張でガチガチのカズマのことを揶揄う様に、美結がイヤらしい顔で覗き込んでくる…
「…そ、それは…まぁ…そうだけど…」
女であっても、男の性はよく解っているだろう…
思春期の男であれば、毎日シコシコとセンズリに精を出しているのが当たり前なのだから…
「じゃあ…私とセックスしたいって思ってたの」
「…う、うん…」
「私もだよ…私もずっとカズマとセックスしたいって思ってた…」
経験の有無を確かめ合い、感情が昂ると、自然と惹かれ合い、ハグをする…
互いの鼓動が早鐘の様にバクバクと激しく高鳴っていた…
「…美結だって凄く緊張してるよね?…別に今日、ムリにしなくたってイイんだよ」
「…ううん…緊張してるけど…ムリなんて全然してないから…
周りの友達の中には、中学の時から彼氏とセックスしたって子もいたし、
私も早くカズマとセックスして処女を捨てたいって想ってたの」
積年の思いの丈を聞かされ、今ココでヤラなければ、男が廃るというモノだろう…
潤んだ美結の目を見詰め、二人は二度目のキスを交わしていた…
「ねぇ…も、もっと…キスしたい…」
ファーストキスの時とは違い、美結が求め、再び唇を重ね合わせる…
今しがたTVで見たキスシーンを真似る様に、唇がピッタリと密着したかと思いきや…
(…し、舌が…)
積極的に美結の舌がヌッと口内に這入り込んでくる…
男としてカズマも美結に負けてられやしない…
(アァ…カ、カズマ…)
一つに繋がった二人の口許からピチャピチャと卑猥な粘着音が奏でられていた…
拙いながらもレロレロと舌を動かし、初めてのディープキスに感動を憶える…
(…コ、コレが…本当の…大人のキスなのね)
(…キ、キスって…こんなにも気持ちイイものだったなんて…)
二人は夢中で舌を絡ませ合い、互いの唾液の淫味に酔い痴れていた…