この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
最高の女
第6章 最高の女
それから俺がどうしたか。
普通だったら車を放置して逃げるよな。
そしてコルベットを買ったショップに電話して、買い戻してもらうように交渉する、とか。
どれでもない。
俺は車に戻ったんだ。
馬鹿なヤツだと思うだろう
俺も自分を馬鹿だと思うよ。
車に戻ると誰もいなかった。
だが気配は感じる。
さっき後ろから抱きつかれたって言っただろ。
無理なんだよ。
コルベットは2シーターなんだ。
2人乗りでシートも二つだけだから後部座席は無いんだよ。
人がドライバーに後ろから抱きつくのは不可能さ。
人だったら…な。
俺は車をスタートさせた。
例の「クーン」という音がしたが、やっと正体がわかった。女の甘える声。自分の男に甘える声だ。
そして…あの夢の女の声に間違いない。
その後、何回もコルベットに乗っているうちに、女の声がハッキリと鮮明になって、おぼろげながら助手席に座っている姿も分かるようになってきた。
普通だったら車を放置して逃げるよな。
そしてコルベットを買ったショップに電話して、買い戻してもらうように交渉する、とか。
どれでもない。
俺は車に戻ったんだ。
馬鹿なヤツだと思うだろう
俺も自分を馬鹿だと思うよ。
車に戻ると誰もいなかった。
だが気配は感じる。
さっき後ろから抱きつかれたって言っただろ。
無理なんだよ。
コルベットは2シーターなんだ。
2人乗りでシートも二つだけだから後部座席は無いんだよ。
人がドライバーに後ろから抱きつくのは不可能さ。
人だったら…な。
俺は車をスタートさせた。
例の「クーン」という音がしたが、やっと正体がわかった。女の甘える声。自分の男に甘える声だ。
そして…あの夢の女の声に間違いない。
その後、何回もコルベットに乗っているうちに、女の声がハッキリと鮮明になって、おぼろげながら助手席に座っている姿も分かるようになってきた。