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最高の女
第6章 最高の女
ドライブに誘った彼女はどうなったのかだって?
別れたよ。連絡するのをやめたら、しばらく経って、いきなり俺の前に現れて泣き叫んだのさ。

俺はこれからドライブに行くところで、わたしも一緒に行くと言って、彼女はコルベットに乗ろうとしたんだが、いきなり青い顔をして逃げ出した。

それっきり会ってない。

俺は毎日コルベットに乗り続けた。
仕事も辞めてしまった。

俺の頭にはコルベットとそこにいる女しか存在しなかった。

夢の女は寂しがっている。
俺にはそれが痛いほど分かった。
だから俺が慰めてやるんだ。

そしてある日。

コルベットのドアを開けると、助手席に夢の女が座っていた。

黒く長いサラサラのストレートヘア。
扇情的な笑みを湛えた赤い唇。
ワンピースの短いスカートから伸びているすらっとした長い脚。

完璧に実体化している。
凄え美人だ。
この車にぴったりの、最高にいい女。

人前だろうが何だろうが押し倒したくなるほどセクシーだった。

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