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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第7章 乱れる心、あの日の想い


     ◇     ◇

 俺の五月女さんへの想いは、この時を経て、一旦行き場を失うことになる。そして、俺の心は捻くれ荒んでいくのだった。あの事件により、ショックで打ちひしがれるまでは。

 事件は、俺と五月女さんの出会った家で起こった。五月女さんと更に深く結びつくのは、その後のことになる。

 だけど、これ以上を振り返るのを、今は控えようと思う。事件について、もしや、という想いがこの胸を過ぎっていた。

「明日から……大変だって、いうのに」

 書斎のベッドに転がり、天井を見上げながら呟いた。

 あの時にできなかったキスと、さっきの唐突なキスの意味を考えながら、眠りに……。




【第七章おわり】

※次章からのデート編では、主人公とヒロインの視点に切り替わることがあります。
 文頭等でわかるようにするつもりですが、読みにくかったらすいません。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
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