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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密
一つ一つを仕分けることさえ困難な快感の嵐を受け、俺は図らずも五月女さんにこう言うのだった。
「も、もう……許してください」
しかし無様にも許しを乞うた俺を、彼女は逃さなかった。
「ちゅ――私が、涼一さんを許すも許さないもありません。只、今は――ちゅぷ――このまま昇り詰めていただくまでのこと」
「やめっ……ううっ、あああ!」
押し倒して、スカートに手を入れた。その細やかな反抗を彼女が不快に感じたのかは定かではない。けれどこの時の彼女は、俺を果てさせることに容赦することはなかった。
右手のストロークを強く大きく、左の乳首を素早い舌先でチロチロと刺激。更にその上で、余った左手の中指と親指が――
――くりりっ、と。
俺のもう片方の乳首を摘まみ上げた。まるで、それを合図とするかのように。それは胸でされた時と異なり、徐々に上がっていくのではなく、出会い頭に突き上げられたような感覚。
「はっ……ぐぅ!!」
両乳首と股間、その三点の刺激がリンクして、倍増するかのような快感――その最中で。
――ビクゥンッ!!!
五月女さんの愛撫に打ち負かされるようにして、俺の内なる恥ずかしき想いは白濁の液体となって激しく爆ぜた。
「お若いのですね。二度目なのに、このように沢山」
そう口にしながら五月女さんは、ふっとため息をついた。
それに気づいた俺は、まだ絶頂の最中にありながら、期ぜずして涙を零すのだった。