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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第10章 木葉の秘密

「ヤバいじゃん……」
「まあ、ホントのホントに、こんな場面を見られたら、頭を割られるぐらいじゃ済まないけど――って、流石にこれ以上は言わない方がいっか。ほら、もうエッチに集中しよ」
「言えよ……そんな風に言われたら、集中なんて無理だし」
「仕方ないなぁ。うーん……もちろん想像だけど、涼一が二つぶら下げてる『ボール』あるでしょ? その片方ぐらいは潰されちゃうんじゃないかな。アニキが本気でキレたら、それくらいすると思うんだ」
「え、マジ?」
「うん、マジ」
そんな話を聞かされたら、とても続きをすることなんてできなかった。メンタル的にも、そしてフィジカル的にも……。
「涼一?」
「……ごめん」
「あらら」
さっきまでの膨張が嘘のように、すっかり縮こまってしまったものが、朱海の中からスルリと抜けた。
「もう、どうするのよぉ?」
「悪いけど……もう、続けられそうもない」
いくらなんでも軽率すぎた。流石に今この場に金城陸矢が現れることはないだろうけど、少なくとも朱海とこんな雰囲気になる前に最悪の場面を想定しておくべきだった。
だけど、元々は朱海が俺のベッドで寝ていたせいなわけで……。というか、朱海の方にその気があった以上、それを断り続ければ朱海を怒らせることになって、そうなればどの道、あることないことを陸矢に吹き込まれて……じゃあどう転んでも、結果として俺は陸矢の逆鱗に触れることに……?
あれこれ考えを巡らせていると、朱美は猫のように四つん這いになり俯き座っている俺の股間を覗き込むようにしてから。
「あーあ、ホント。こんなに小さくしちゃってさ」
そう言って、見る影もなく縮み上がったものから、先の部分を摘まむようにしてゴムを外すと、それをポイとその辺に放った。

