この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意
言いながら瑞月は、ゆっくりした動作で、左右の手で交互にブラジャーを押さえながら、右の肩紐を外し、次いで、左の肩紐を外した。
「ほら、言ってくれないと、見せてあげないよ」
もう完全に拠り所を失ったピンクの布で胸を隠しながら、瑞月は言う。
そして一段と、その瞳に妖しい光を帯びた。
「シャワーの時から、もう感じちゃってたの。だから、たぶん、見られたら、とても恥ずかしい」
「……」
「言ってくれないんだ、見たいって。でも、いいよ。だって――」
ゴクリ、と俺は思わず喉を鳴らした。
「――そんな顔、してくれたから」
パサ。
瑞月は自分の胸を隠していたものを、捨てた。
「……」
身体も動かせず、言葉も出せない。俺は完全に魅了されてしまったのだろうか。それでいて、瑞月の胸から目を離すことができない。
小振りな膨らみは、しかし形は整っていて、肌白さと相まって、とても綺麗だ。
そして、自分で言ったように、その先端は既にピリリと強ばっている。
「ほら、もっと近くで――見て」
瑞月はそう言って、俺の顔の両側に手をついた。
その弾みで、胸はプルンと揺れる。俺の目の前で。
「ね……お兄ちゃん」
ぷっくりと硬くなっている瑞月の乳首が、口元に近づいてくる。
そうして前傾となった姿勢のまま、瑞月はそれまで浮かしていた腰を、ペタンと腹部に落とした。
その時、密着した辺りが、布越しではあるけれど、じわっと湿っているのを感じた。
瑞月……妹? 血の繋がらない……それなら他人?
頭の中では言葉が、意味の列を成してくれそうにない。
劣情の波は、既に何度も打ちつけていて、俺の頼りない理性の器に、深いひび割れを幾つも刻み――最早、瓦解寸前。
口を開き舌を出して、瑞月の可愛い乳首を舐めたい。その要求に抗えそうにない、そう感じた時だった。
「!?」
――スマホが鳴る。