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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意
はあ……はあ……はあ……。
そんな息遣いをする、その頬に触れて。
「イった、のか?」
「わ、わかんない……けど、たぶん」
バツが悪そうに視線を逃がしながらも、瑞月は素直に答えた。そうして――
「でも、今度は私が」
そう言った瑞月の手が、徐に俺の股間に届いた。
「興奮……してる、の?」
瑞月の手が、下着の布地の上から、その状態を確かめるように、下から上へ、すっと緩やかに滑っていく。
「もちろん」
「じゃあ、次は涼一が横になって」
言われるまま、瑞月と入れ替わるようにして、身体を横たえた。
身体を起こした瑞月は、暫く俺の顔を見下ろした後で、そっとキスをして、その優しいキスを、ちゅっ、ちゅっ、と耳元へ、首へ、胸板へ、臍へ、と順番に施していく。
それから広げた脚の間に座り込んだ瑞月は、下着に手をかけてから、こんなことを聞くのだ。
「ねえ、私に見られるの、どんな気持ち?」
これには、流石に顔を熱くするしかなく。
「き、聞くなよ」
「あ、やっぱり背徳感的な?」
「それ以上、掘り下げるなら、もう止めにする――」
「もう遅い」
スル。
瑞月はそんな会話の流れでのまま、パンツを下げ男の高鳴りを目の前にするのだった。