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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意


「なんか……すごい」

「適当な感想を言うな……」

「大きくなってる? それとも、まだ大きくなるの?」

「今でマックスだ」

「よかった……」

 瑞月はなぜか、ほっと息をついた。

「なんでだよ」

「だって、これ以上、大きくされたら、流石に尻込みしちゃうよ。だけど、ちゃんと私で興奮してくれたんだね」

 ふーっ、と風を感じて。

「くすぐったいから、息を吹きかけるな」

「でも、なんだか、ピクピクして、とても熱そうに見えるよ。そのまま触っても平気かなって思うじゃん」

「たこ焼きじゃないんだから。人の身体の一部が、そこまで熱を帯びるわけないだろ」

「じゃ、じゃあ――」

 ――ぎゅっ!

 瑞月の手が、無造作にそれを掴み取った。

「あっ!」

「え、痛い?」

「大丈夫だけど……まあ、敏感な箇所だから」

「ごめん、そうだよね。じゃあ、優しくこれくらいで」

 瑞月は右の掌を広げ、既に反り返ったラインを、緩やかに撫ぜた。

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