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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意


「ううっ……」

 当たり前の興奮と覚えのない種類の興奮が合わさり、俺を責めた。それは相手が瑞月だからか。

 だけど、今の瑞月は俺の中の瑞月と重ならない。重ねないように俺が拒んでいるのか。それとも、瑞月の言うように、幻想が壊れかけているのか。

 とにかく、もう止まることは無意味。このまま行き着くところまで行くしかない。

 その後に、思わぬ未来が訪れるとしても……。

「み……瑞月!」

 思わず名を口にしたのは、また新たな快感が走ったから。

 瑞月は男の興奮の形に手を添え、そこに上下動を加えながら、唾液と分泌液で鈍く光る先端に、淫らな舌を絡めている。

「これ、感じるんだ。なんだか、いやらしいね」

 入念に丁寧に舌を這わせながら、俺の反応を楽しむように、瑞月は言った。

「瑞月は……どうなんだ?」

「え?」

「俺のを弄びながら、自分も感じてるんじゃないのか」

「……」

 瑞月は黙っていたけど、じわりと腰を捩ったのが、見て取れた。

「俺にも、見せてくれよ」

 目を見張り、顔を更に紅く染めた後で。

「……いい、けど」

 そう言って、身体を起こすと、自ら下着を脱ぐ。が、その後は、どうしていいのかわからないっといった感じで、モジモジとしている。

「こっちにケツを向けて」

「ケツとか……」

 と文句を言うようにしながらも、従って体勢を変える。

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