この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意
「ううっ……」
当たり前の興奮と覚えのない種類の興奮が合わさり、俺を責めた。それは相手が瑞月だからか。
だけど、今の瑞月は俺の中の瑞月と重ならない。重ねないように俺が拒んでいるのか。それとも、瑞月の言うように、幻想が壊れかけているのか。
とにかく、もう止まることは無意味。このまま行き着くところまで行くしかない。
その後に、思わぬ未来が訪れるとしても……。
「み……瑞月!」
思わず名を口にしたのは、また新たな快感が走ったから。
瑞月は男の興奮の形に手を添え、そこに上下動を加えながら、唾液と分泌液で鈍く光る先端に、淫らな舌を絡めている。
「これ、感じるんだ。なんだか、いやらしいね」
入念に丁寧に舌を這わせながら、俺の反応を楽しむように、瑞月は言った。
「瑞月は……どうなんだ?」
「え?」
「俺のを弄びながら、自分も感じてるんじゃないのか」
「……」
瑞月は黙っていたけど、じわりと腰を捩ったのが、見て取れた。
「俺にも、見せてくれよ」
目を見張り、顔を更に紅く染めた後で。
「……いい、けど」
そう言って、身体を起こすと、自ら下着を脱ぐ。が、その後は、どうしていいのかわからないっといった感じで、モジモジとしている。
「こっちにケツを向けて」
「ケツとか……」
と文句を言うようにしながらも、従って体勢を変える。