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妹やその友達と、いろいろあったアノ夏のコト
第11章 瑞月の決意


「そのまま、顔を跨いで」

「ええ? でも……」

「いいから」

 有無を言わさずに命じると、瑞月は恥ずかしさに内股を小刻みに振るわせながら、言われた通りの体勢になった。

「い……いつもこんなことさせてるの? 涼一のド変態」

「させてないよ。つか、誰のことだ?」

「誰とか、今は絶対に言わないで」

 そっちが――と思いながら、とりあえず口を噤んだ。

 瑞月は、恥ずかしさの頂点に達しているのだろう。怒ったように悪態をついてみても、身体の反応はそれとは違っている。

 その女の秘所は、もう一度昇りつめたせいか、てらてらと濡れそぼっていて、俺に見られていることを十分に意識する故か、均等に整った襞を、ヒクヒクと微かに震わしている。

 ふっと、息を吹きかけてみる、と。

「ひゃっ!?」

 それだけで、腰をガクガクと揺すり、その反動で刹那、秘孔やアナルも、僅かに開かれた。

「お返し」

 と言うと。

「もう……!」

 瑞月は瑞月で、俺のものを深くまで口の中に咥え入れた。

 くちゅ、くちゅ――じゅ、じゅぷ。

 ちゅ、ちゅっ――ぴちゃぴちゃ。

 言葉は止まり、代わりに、互いの性器を舌で愛でる、とても隠微な音色が、部屋の空調の無機質な音に混ざっていく――。

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